いつも責められている様に感じてしまう

こんにちは
にしむらです

今回のお話は、すぐに責められている様に感じてしまう、と言うお悩みに対してのお話です。

あなたは、アドバイスが苦手だったり、指摘を受けると「否定された」と感じやすい方ですか?

少しの指摘でも、人格の全てを否定されていると、感じてしまいますか?

ぐるぐる思考が止められない


「あれ、今日の雰囲気いつもと違くない?」
「資料に書いてあったと思うけど」
「今日中に間に合わせたかったんだけどな」
「あそこは白より黄色が良かったかも」

家庭や職場や、ママ友の集まりで、ちょっとした意見やアドバイスをされると、イラッとしたり、凹んだり…その言葉が頭から離れず、ぐるぐる思考が止められない時はありませんか?

相手は、責めているつもりはないのに、どこか「責められている」と感じてしまう…

「バカにされた」「けなされた」「否定された」と思ってしまう。

私は、ずっと責められているように感じていました。上司から、夫から、ママ友から…娘からも。

いちいち傷ついたり、イラッとしたり過剰反応してしまうので、夫も困り果て、私はわかってもらえていないと悲しくなる一方で、コミュニケーションが難しくなっていました。

確かに、言い方、伝え方もありますし、「もうちょっと優しく言ってくれたら」と思うこともありますよね。ですが、同じ人間であり、みんな完璧ではないのですよね…。

頭ではわかっているのに、どうしても反応してしまうのです。

同じ言葉でも、過剰に反応する人と、しない人が存在しますよね

「私は、なんで落ち込んでるんだろう?」と、不思議な気分になったことはありませんか?

「なぜみんなは平気なの?」と、感じたことはありませんか?

同じ状況、同じ言葉を受けても、感じ方が違う…

「また否定された」と傷つく…

それは、どうしてなのでしょうか?

それは…

無意識のうちに「自分を責めているから」なんです。

そんな事ないんだけど…と思われるかもしれませんが、無意識ではそう思っている可能性が高いと言えます。

本当は深い部分で、自分のことをダメだとか不十分だとか感じているのです。

まだまだ能力が不足しているからダメだ」
「物事が続かない自分は恥ずかしい」
「あの人に比べて劣っている自分は価値がない

自分を認められていない部分があると、その部分に過敏になります。

自分のダメだと思っていることを、少しでも刺激されると、グサッと刺されたような感じがするのです。

つまり、一番知られたくない、傷つく部分を、つつかれた様な感じに捉えてしまうのです。

自分自身への評価が、現実を作っているとしたら、あなたはどう思いますか?

完璧な人など居ないと分かっていながら、どこかで自分の不足している点を責め続けてしまうことはありませんか?

私たちは、個々に感受性が違います。
同じ事象に対しての反応も違います。

でも、もし、自分が自分のことを肯定できていて、「いつも頑張っている」「完璧じゃない自分もいい」と思えていれば、

「あれ、今日の雰囲気いつもと違くない?」
⇨そうかな?こんな雰囲気の時もあるよ?


「資料に書いてあったと思うけど」
⇨すみません、見落としていました

「今日中に間に合わせたかったんだけどな」
⇨はい、そうですよね

「あそこは白より黄色が良かったかも」
⇨確かに、それもいいね

と、言われた所だけをそのまま反省したり、再考したりできるのです。自分の人格を否定されている様には感じないのですよね。

しかし、自分を責めている人であれば

「あれ、今日の雰囲気いつもと違くない?」
⇨私の外見が変だと言われた!!その一言に傷ついた!

「資料に書いてあったと思うけど」
⇨こんな事にも気が付かない自分は無能だから悪いと言いたいの?!

「今日中に間に合わせたかったんだけどな」
⇨私のせいで間に合わなかったのか…

「あそこは白より黄色が良かったかも」
⇨黄色を選んだのは私の感性が変だからか…


と、傷ついたり、否定されたと落ち込んだりするのです。


あなたは、どんな反応をしそうですか?

反応は、これまでコツコツと作ってきた無意識のものです。

無意識のまま「責められた」と感じる心を持ち続ければ、「やっぱり私はダメなんだ」という現実を自分で作り出し、より強固なものにしてしまいます。

どこか責められている様に感じてしまうのであれば、自己責めの反応装置があるのかもしれません。

その自動反応があることに気が付くことは、一つのチャンスになります。

気づくことは、変化への一歩です。

そんな自分が居たことにショックを受けるかもしれませんが、決して悪いことでも弱さでもありません。


自己成長のために、無意識に備えたものなのです。

「もっと高みを目指そう」
「認められるように頑張ろう」
そんな思いが、時には、自分を強く前進させたと思います。

達成できなかった時の挫折感もあったかもしれません。
自分を受け入れられなかったこともあったかもしれません。

ですが、あなたが頑張ってきたことに違いはないのです。

ダメな自分こそ、大切な自分

何に反応しているのか?そこに気づくことで、これからの自分の反応(受け取り方)を変えることが出来ます。

反応してしまうということは、自分にとって欠点のように感じているのかも知れませんし、乗り越えたい目標であるのかも知れません。

自分に向ける厳しい目を持っていませんか?

自分なんてダメだと、いつも自分を責めていませんか?

自分を認めるなんて出来そうもない…そのように思ってしまう気持ち、痛いほど分かります。

大切なのは、誰かからの評価ではなく、自分自身が在りたい自分で在ることです。

理想の在り方は、むしろ自分でないと決められないのです。

一度きりの人生、自分を肯定したいですよね。在りたい自分に近づきたいですよね。


そこで必要になるのは、自己受容です。

いい自分だけでなく、ダメな自分こと大切に受容するということです。

ダメな自分を受け入れるなんて…と思うかもしれませんが、必ずあなたも自分をまるっと肯定できるようになります。

だって、無能でスキルなしの引きこもり主婦の私でも、なれたのですから。


自分が自分をどう見ているか?
考えてみるきっかけになれば嬉しいです。

「ダメな自分を受け入れようとしてみた」
「自分には、自動反応の癖があることに気が付いた」

それでも、責められた様に感じてしまうという方へ

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